北の大地
平野光二郎
北の大地での三日間。まるで夢でも見ているかのようだった。

2007年、WRAPという得体の知れないものに出くわした。
何が何かわけのわからないまま、ファシリテーターの称号を得、医大でクラスを受け持つことになった。
いったい自分は何の世界に迷い込んだのだろう。
暗中模索の日々が続いた。
クラスを受け持つたびに、調子を崩し、本来の自分を見失った。
今年初めには、WRAPの仲間が信じられなくなり、
WRAPなんて辞めてやろうと思った。
だけど今になって気づいたことが一つある。
それは坂本先生が、本当に僕のことを、
そして
僕の将来のことを真剣に考えてくれていること。
それに気づいたとき、
涙が止まらなかった。
北の大地は、九州とは別世界のように涼しかった。
クラスの今までにない初めての雰囲気に飲みこまれそうだった。
クラスが終わり、打ち上げのとき。
緊張感から一気に解き放たれ、はしゃぐ自分。
周りの人の寛容さに、本当に感謝の言葉を告げたい。

追伸
WRAPと出会ってから1年が経ちました。
WRAPは、僕の病気の回復具合を急速に速めてくれたと思います。
こんなに素敵なものを一人でも多くの人に伝えていければ良いなと思います。