メンタルヘルスのリカバリーとWRAP™について
このようなリカバリーのプログラムを生み出してくれたことに感謝しています。WRAPによって私に驚くようなことが起きてきました。このプログラムを通して私は自分についてもっと良く知るようになりました。もっとうまくやっていけるように生活をもう少し整理することについても学んでいます。このプログラムのおかげで私は最大限のリカバリーへの道に乗り出しています。より前向きで効果的な方法を使って自分の権利を守るために立ち上がることができています。
「メンタルヘルスのリカバリーとWRAP」は、人々はどのようにして自ら困難を切り抜け、元気になり元気であり続けているのかについて、メアリーエレン コープランドが1989年にはじめた調査がきっかけとなっています。この取り組みは、1992年に出版されてベストセラーになっている“Depression Workbook”(邦題 うつと躁回復ワークブック)によって大きな後押しを受けました。今では精神保健に関わる人たちの間で基本となっているこのワークブックは、百数十人の人たちへのインタビューと何年にもおよぶ研究の成果です。メアリーエレンはこれらの調査を継続し、現在は、全米各地の優秀で熟練したスタッフと専門家たちと協力しています。今では20冊の著作とCDが世界中に広く行き渡っています。
ミッション
教育とトレーニングおよび研究を通して、精神保健福祉を予防とリカバリーに向けることに力を入れています。この取り組みはサービスを受けてきた人たちと、その人たちの役に立ちたいと思う人々によって編み出され実践されてきたことを基盤にしています。リカバリーに新しい見方をもたらした、お互いに支え合うという考え方を共有し、自分たちの属するコミュニティ全体をエンパワーメントするためのネットワークを作ることで、この取り組みはさらに力強いものになるでしょう。
希望、自分で決めること、個人のエンパワーメントと責任という基本的な価値観を共有します。欠点ではなくその人の持っている力に焦点をあてること、学ぶこと、簡単で安全で身体への負担が少ない対応方法を用いること、そして専門サービスに頼らず自分の周囲で得られるサポートのシステムをつくることを基本にしています。
今は、これまで生きてきて初めて、すべてを含んだありのままの自分でいられるような気がしています。

活動内容の要約
精神的な困難を経験したとしても、それによって、ゴールを達成するために努力することやゴールの達成を妨げるような、慢性的な障害をもって生きるしかないという宣告を受けたとは思わなくなっています。他の治療方法を補う自分でできる技法や方法を用いて、自らが望むような元気と安定、リカバリーを達成することができています。Copeland Center for Wellness and Recoveryやリカバリーの過程をともに歩む多数のファシリテーターたちが、自分でできるリカバリーの方法についての著作を出版したり、セミナー、ワークショップ、講演、サポートグループやインターネットを通して、リカバリーの情報を全米中でネットワークしています。
ゴール
「メンタルヘルスのリカバリーとWRAP」は、精神面の困難からのリカバリーとそれに自分で対処するための手法や方法を参加者と共に学ぶことを目指しています。それによって次のようなことが可能になります。
目的
講義、実演、参加型の討論や課題にあわせた活動を取り入れたワークショップの形態を用い、次のような話題を扱います。
リカバリー・自分でできる方法に焦点をあてることによって得られる長期的な結果
WRAPは精神保健福祉における対応を“症状のコントロール”から予防とリカバリーに向けることを促します。その結果、費用のかかる精神保健サービスや緊急サービスを受ける必要が大幅に減少します。それは精神面の困難を経験する人たちが、自分でできるさまざまな工夫を用いて自分の健康管理を効果的に行うことに責任を持ち、家族、友人、医療・保健・福祉関係者からのサポートに手を伸ばし利用するようになるからです。そして地域社会の一員として貢献することによって人生がはるかに充実し、自分を尊ぶ感情が生まれ、自信が得られます。
メンタルヘルスのリカバリーのためのセミナー
「メンタルヘルスのリカバリーとWRAP」のクラスを進行するファシリテーターのための5日間の集中セミナーです。このトレーニングはCopeland Center for Wellness and Recoveryによって、バーモント州のバトルボロや全米各地、世界各国で行われています。

リカバリーワークショップの基本型
次のような基本的な形は個人のニーズや要望にあわせて変更が可能です。
リカバリーに大切なこと
リカバリーに効果的に取り組むことに欠かせない5つのことがあります。それは:
WRAP™
注意深く観察することで、元気でいるために毎日しなければならないことは何か、調子を崩すきっかけとなるような出来事は何か、調子がよくないことを知らせる注意サインは何か、調子が悪くなっていることを示すサインは何かを発見することができるでしょう。そのような気づきを得て、自分で見つけた元気に役立つ道具を用いて、あなた自身の元気に役立つ行動プランを作ります。元気でいることが多くなり、リカバリーをすすめることができるようになるでしょう。WRAPには次のような事柄のリストが含まれます。
また、あなたの身の回りのことについて誰かに責任を引き受けてもらわなければならない状況に陥ったときのための、クライシスプランを作ることもできます。クライシスプランには次のようなことを含めます。
「メンタルヘルスのリカバリーとWRAP」ワークショップで取り扱う、そのほかの事柄には、次のようなものがあります。トラウマの影響から立ち直ること、自殺予防、否定的な考えを肯定的な考えに変えること、自分を尊ぶ気持ちを持つことができるようになること、元気であるための暮らし方などです。