メンタルヘルスのリカバリー&WRAP
メンタルヘルスのリカバリーとWRAPは、メアリーエレン コープランドと、この知識のつみ重ねに惜しみなく力を注いでくれた世界中の何千人もの人たちの貢献によるものです。
元気になること、そして元気でありつづけることがメアリーエレン コープランド(著作家、教育者、メンタルヘルスの権利擁護者)が関心を寄せてきたことです。メアリーエレンの業績は、精神的な困難を経験してきた人たちが日々用いている対処方法や元気に役立つ方法についての調査を基にしています。その中心になっているものは、セルフヘルプ、リカバリー、安定を保つことです。メアリーエレン自身も、何年にもおよぶ精神的な困難の経験をもちながらも、これらの方法を使って、元気であり続け安定を保つことを実現させてきました。
WRAP™(元気回復行動プラン)などの本、CD、DVD、テープや研修プログラムなどのいろいろなメディアを使って、人々にリカバリーをもたらすことに力を注いできました。それらは技術や方法を伝えるだけでなく、リカバリーにとって欠くことの出来ない価値と倫理を示しています。それらは世界中の精神医療・保健・福祉のあり方を変える取り組みに使われ始めています。精神面での困難を抱える人も希望を持ち、自分の人生の主導権を握り、元気に役立つ行動プランを立てて、元気になり、自分の人生の夢やゴールに向かって努力することができるということが広く受け入れられるようになってきました。それは精神医療・保健・福祉の世界で当たり前だと思われていた態度や考え方をくつがえすことにつながっています。
この取り組みの中で焦点があてられていることは、自分の元気に役立つ道具のリストを作り、それらの道具を使って自分の元気回復行動プランを作ること、ピアや他の人からのサポートを得ること、否定的な考えを肯定的な考えに変えること、地域社会の一員になること、自信と自分を尊ぶ気持ちを築くこと、リラクゼーションとストレス軽減技法、食事、運動、フォーカシング(身体に耳を傾け、自己の気づきを促すプロセス)、トラウマの体験に対処することの大切さです。これはあなた自身の生活のガイドとなり、あなたをサポートしてくれる人、医療保健福祉サービス従事者、サービス提供機関、精神保健の団体組織、医療サービスシステムにとっての指針を示すことになっています。
リカバリーに大切なこと
メアリーエレンが行った調査から、リカバリーをすすめるために欠かすことのできない5つのことが明らかになりました。それらは、
新登場
子供のためのWRAP™ワークブック

二人のすばらしい子供たち、ホークとエスターの協力をうけて、すばらしい本ができあがりました。この本は子供たちが自分の元気回復行動プランを作るのに役立つでしょう。元気ですっきりした気分を保ち、難しい状況でもいい気分でいるための手助けになると思います。
犬と走る、ぬりえをする、友だちと話すなどのように行動プランをつくるときに使える道具となるような楽しいことを全部書き出すことから始めます。
そして、次のようなときにどのような道具を使うとよいかを書き出していきます。
WRAPが完成したら、毎日の生活の基本となる手びきを持つことになるでしょう。成長に合わせてプランを書き直したり、新しいものを作るといいかもしれません。子供たちがこれらのプランを作り実際に使うときに、彼らが成長し、変化し、いい判断をして自分のために前向きな行動をとることを、支えとなる両親や先生、その他の大人が、励まして褒めてあげることが大切です。
WRAPをつくることはそれにかかわる人たちすべてにとって、創造的で楽しく、人生を変えることにつながります。
日本語のワークブックも準備中です。
メアリーエレン コープランドによるeラーニングコースの第一号のお知らせ
WRAP1対1

このeラーニングコースは、メアリーエレン コープランドによるWRAP™(元気回復行動プラン)の概説です。自分のWRAPをつくりたいという人の手伝いをする人のためにデザインされています。WRAP自体は単純な形式なのですが、それをどのように使うかということとWRAPをとりまく価値と倫理は奥が深くとても複雑なものです。このコースを修了すれば、WRAPが大切にする価値と倫理を実践し、WRAP(元気回復行動プラン)を作るときに相手の人(患者、クライアント、仲間、友達、家族)を導き促しアドバイスを与え、サポートし励ますことができるようになるでしょう。
アメリカでは、このコースは、ANCC(看護資格認定団体), ASWB(ソーシャルワーカー認定団体)、NBCC(カウンセラー資格認定団体)やそのほか各州独自の資格認定団体により卒後研修コースとして認証されています。
日本語で受けれるWRAP1対1コースも準備中です。
「メンタルヘルスのリカバリーとWRAP」について
「メンタルヘルスのリカバリーとWRAP」は、人々はどのようにして自ら困難を切り抜け元気になり、元気であり続けているのかについて、メアリーエレン コープランドが1989年にはじめた調査がきっかけとなっています。この取り組みは、1992年に出版されてベストセラーになっている“Depression Workbook”(邦題 うつと躁回復ワークブック)によって大きな後押しを受けました。今では精神保健に関わる人たちの間で基本となっているこのワークブックは、百数十人の人たちへのインタビューと何年にもおよぶ研究の成果です。メアリーエレンはこれらの調査を継続し、現在は、全米各地の優秀で熟練したスタッフや専門家たちと協力しています。今では20冊の著作とCDが世界中に広く行き渡っています。
コープランドセンターでは
次のようなトレーニングを提供しています。

ミッション
メアリーエレン コープランドの「メンタルヘルスのリカバリーとWRAP」は、個人、組織、地域社会の元気とエンパワーメントを促進することをミッションにしています。
教育とトレーニングおよび研究を通して、精神保健福祉を予防とリカバリーに向けることに力を入れています。この取り組みはサービスを受けてきた人たちと、その人たちの役に立ちたいと思う人々によって編み出され実践されてきたことを基盤にしています。リカバリーに新しい見方をもたらした、お互いに支え合うという考え方を共有し、自分たちの属するコミュニティ全体をエンパワーメントするためのネットワークを作ることで、この取り組みはさらに力強いものになるでしょう。
希望、自分で決めること、個人のエンパワーメントと責任という基本的な価値観を共有します。欠点ではなくその人の持っている力に焦点をあてること、学ぶこと、簡単で安全で身体への負担が少ない対応方法を用いること、そして専門サービスに頼らず自分の周囲で得られるサポートのシステムをつくることを基本にしています。